中央市場、ヴァーツィ通り
今日はまず中央市場に行きました。ゲッレールト・ホテルの前の橋でドナウ川を渡ってペスト側にあります。ゲッレールト・ホテルのすぐ前にトラム(路面電車)の停留所があるので交通が便利です。中央市場は、主に1階が食料品、2階が衣服、雑貨、食堂、地下がスーパーになっています。1階は、肉、野菜、果物、チーズ、酒などの店がたくさん並んでいますが、並んでいる商品はほとんど同じように見えます。値段を詳しく比較しては見なかったのですが、同じような店がたくさん並んでいて競争はどうなのでしょうか。
ゲッレールト・ホテル前のトラム
それから、トラムで国会議事堂に行くことにしました。国会議事堂は政治的施設なので、決められた時間にガイドと一緒に回ることになっていて、観光客が自由に中を見物することはできません。国会議事堂に着いてみると、ロープが張られていて、チケット売り場に行けません。守衛さんに聞いてみると、今日は残念ながら見学はできないようです。案内板によると、日本語のガイドツアーもありますが、水、木、金の10:00と14:30となっているので、あきらめました。
その後、ドナウ川の観光船の船着場に行って、今夜のナイトクルーズのチケットを買いました。歩行者天国になっている、ペスト地区の中心の繁華街ヴァーツィ通りを散策。ホテルや政府関係の建物には、ハンガリーの国旗が掲げられていますが、必ずといっていいほど、EU(欧州連合)の旗が一緒に掲げられています。デジカメの電池がなくなってきたので、使い捨てカメラを買ったのですが、メーカーがアグファのだったので形が違っていて、帰国後、近所の現像屋さんでは処理できず、別の処理所へ回されて1週間かかってしまいました。
クルーズ船と王宮
おみやげにヘレンドの直営店で小さな皿を買いました。ヘレンドは世界的に有名なハンガリーの磁器で、絵は全て手描きです。おみやげの絵柄は「プチ・ローズ」という、ハプスブルグ家が使っていた有名な「ウィーンの薔薇」という絵柄の、葉の形を少し変えたもののようです。他にヘレンドの有名な絵柄には、ロスチャイルド家の「ロスチャイルド・バード」や、イギリスのヴィクトリア女王の「ヴィクトリア・ブーケ」、ナポレオン3世の「インドの華」などがあり、シノワズリ(中国風)のものも多いです。もちろん日本でも売っていますが(ヘレンド・ジャパン)、ここの直営店では日本であまり見かけないものも結構ありました。
みやげに買ったヘレンド
昼食はオペラ座の裏のレストランの外の席で食べました。グヤーシュ(ハンガリー名物の肉と野菜のパプリカ入りスープ)とヨーカイ・バブレヴェシュ(豆とベーコンのスープ)、(パンは付いてくる)、ミネラル・ウォーター
で、2020フォリント(1100円)でした。スープの器の横に、付け合わせで、細長く切った生のパプリカが付いていました。少しかじって見ると、唐辛子のように辛くて食べられません。日本でパプリカというと、ピーマンの大きくて肉厚のもので、全然辛くありません。パプリカは、ハンガリー名物ですが、ここでは、外見は同じようなのですが、唐辛子のように辛いのと、日本と同じで辛くないのと、2種類あるようです。
オペラ座の見学ツアーに行こうとして、オペラ座の売店に行ったのですが、残念ながら今日は見学ツアーは休みだとのこと。パッケージツアーの自由時間らしい日本人の団体も来ていて、「ガイドさんは『見学ツアーは毎日やってます』と言っていたのに」と不満そうでした。
ゲッレールト温泉
ゲッレールト・ホテルに戻って温泉に入ることにしました。2日目から泊まっているゲッレールト・ホテルは、温泉が付いた温泉ホテルなのです。ブダペストには、ゲッレールト温泉以外にも、天然の温泉があちこちに湧いていて、西洋では珍しくお風呂好きのようです。ゲッレールト温泉は、ホテルの宿泊客は無料で入浴できますが、宿泊客でなくても料金を払って入浴できます。朝は6時から開いていますが、夕方の5時に閉まってしまうので、昨日は入浴できなかったのです。風呂の中の写真は撮れないので、ゲッレールト・ホテルのサイトにある写真にリンクをつけておきます。
ゲッレールト・ホテルのサイトにある写真
ホテル正面
(屋根が日本の国会議事堂に似ている)
温泉入口
(アラビア風?の塔)
温泉ロビー
(宮殿のような豪華な装飾)
浴室
(トルコ風?の装飾)
浴槽
屋内プール
(屋根は開閉式)
屋内(湯)プール
(屋内プールの奥にある)
屋外プール
(波の出るプール)
ゲッレールト・ホテルの屋根が日本の国会議事堂に似ていますが、何か関係があるのか、こういう形の屋根を持つ建物は他にもあるのかは、分かりません。ゲッレールト・ホテルが建てられたのは1912-1918年、日本の国会議事堂が建てられたは1920-1936年なので、ゲッレールト・ホテルの方が先です。ドナウ川に面して、ホテルの入口があり、横側に温泉だけ入りに来る人のための入口があります。温泉のロビーは、吹抜で宮殿のような豪華な装飾があります。
ホテルからは、専用エレベーターで、温泉のロビーに下りられるようになっています。ホテルの宿泊客は、部屋のバスローブを着たままで、温泉に行くことができて便利です。エレベーター・ガール(?)のおばあさんは、何人かいるのですが、なぜかみんな背が低くて、いつもニコニコしています。そういう人を選んでエレベーター・ガールにしているのでしょうか。
温泉のロビーからは、男湯、プール、女湯への3つの入口があります。プールと男湯、女湯の更衣室の間には、中に連絡通路があって、行き来できるようになっています。