10/12(水)

ゲッレールトの像、洞窟教会

今日は最後で、地下鉄の3日券も期限が切れたので、ホテルの近くを見ることにしました。ホテルからゲッレールトの像まで歩いて行きました。ゲッレールト・ホテルの北側にはゲッレールトの丘があり、その中腹にゲッレールトの像があります。ドナウ川の対岸のペスト地区からも良く見えます。ゲッレールトの像は、手に十字架を持って、高く掲げています。ゲッレールトは11世紀にハンガリーにキリスト教を布教しましたが、丘の上から突き落とされて殺されたそうです。

ホテルに戻り、荷物を整理して、チェックアウトしました。ホテルのすぐ北側にある洞窟教会に行きましたが、閉まっていたので、ホテルのブラッスリーで昼食を食べることにしました。

オードブルは、焼いたヤギのチーズ焼きりんご添えナッツのソース、それと、ホルトバージ・パラチンタ(ひき肉を小麦粉で作った皮で包んだもの)。メインは、かものロースト、それに、ガチョウのフォアグラのロースト焼きりんご添え。グラス・ワイン、ミネラル・ウォーター、カプチーノ。全部で10420フォリント(5768円)でした。また、付け合せに生のパプリカがありましたが、今日は日本にあるのと同じ辛くないパプリカでした。

出発まで時間があるので、もう一度洞窟教会に行ってみました。今度は中に入ることができました。ゲッレールトの丘にあいた洞窟の中が教会になっています。入口は1人しか通れませんが、中は結構広いです。共産主義時代は閉鎖されていましたが、1989年から再び教会として使われるようになりました。

帰国

空港の免税店は、値段がユーロ表示になっていました。もちろんフォリントも使えるので、残っていたフォリントを全部おみやげに使ってしまいました。トカイ・ワインやフォアグラの缶詰を買いました。

ハンガリーのトカイ地方では、トカイ・アスーと呼ばれる貴腐ワインができます。ブドウに特殊な菌が付いて糖分が濃縮され(貴腐)甘いワインになります。フランス王ルイ14世は、トカイ・アスーを「王のワイン、ワインの王」と呼びました。白ワインですが、琥珀色をしており、蜜のように甘いです。普通のブドウと貴腐ブドウを混ぜる割合により、3プットニョスから6プットニョスまで等級があります。おみやげには、最高の6プットニョスを買いました(23.5ユーロ)。

空港で買ったトカイ・ワイン

ハンガリーはフォアグラの産地としても有名です。缶詰は、ガチョウのフォアグラ(19.9ユーロ)と、カモのフォアグラ(14.0ユーロ)の2種類あったので、食べ比べてみようと両方買いました。両方ともトリュフ入りです。自宅に帰って食べてみたところ、カモのフォアグラの方が柔らかくて、味も濃いようでした。

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