2004年運用報告
1.運用経過
株式 為替 商品相場
第1四半期(1〜3月) 日経平均は、3月末では昨年12月末比で9.7%上昇しました。しかし、ニュートラルに近いポ ジションをとっていたため、株価の上昇から十分な利益を上げることができませんで した。なお、株価指数先物オプションの口座を開設し、3月から取引を開始しました。3月末のポジションは、11500-12000のショートストラングルとなっています。 期初は、ドルショートでしたが、2月の円安局面で手仕舞いました。その後、ECBの利 下げも視野に入ってきたことから、ドルロング、ユーロショートのポジションをとっ ています。 昨年(特に前半)は、取引が石油に偏っていたため、リスクが大きくなってしまいま した。現在は、リスク分散のため、取引銘柄を増やしています。当四半期は、原油、 穀物、金属等が軒並み上昇しました。プラチナの買、銀の買、一般大豆のカレンダー スプレッド、一般大豆対非遺伝子組換大豆のスプレッド取引等で利益が出ています。
第2四半期(4〜6月) 日経平均は、4月に12000円台にのせた後、5月には11000円を割りましたが、6月末は 11858円となり、3月末比で1.2%上昇しました。当初ニュートラルに近いポジションを とっていましたが、下落局面で買いをいれ、その後の上昇局面で利益が出ました。株 価指数オプションは、ショートストラングルを基本にしていますが、急落局面で損失 を出し、その後回復しています。 ドルロング、ユーロショートのポジションを継続しています。 原油では利益が出ましたが、大豆、とうもろこしで、損失が出ました。
第3四半期(7〜9月) 日経平均は、11000円をはさむ揉み合いが続きましたが、6月末比では8.7%下落しまし た。オプションでは、ショートストラングルで利益をあげましたが、現物、信用とも 大きな売買はしませんでした。保有銘柄の下落により、全体ではマイナスとなりまし た。 ドル、ユーロとも小動きでした。7月にポジションをすべて閉じました。 運用形態の変更(個人→投資顧問会社)のため、以後の運用報告は省きます。
第4四半期(10〜12月) 日経平均は、11000円をはさむ揉み合いが続きましたが、9月末比では6.1%上昇しまし た。現物、信用ともほぼ現状維持としました。オプションは、ショートストラングル で利益をあげました。 対円でドルは下落、ユーロは上昇しました。第4四半期は取引しませんでした。  

2.売買状況
株(先物オプションを除く) 株先物オプション 為替 商品相場(第2四半期まで)
売買回数 71回 139回 15回 269回
売買代金 \150,484,908 \109,881,640 \17,415,844 \1,251,530,400
支払手数料 \78,440 \175,640 \4,250 \350,170
(注)支払手数料には、消費税、信用取引金利、逆日歩等を含む

3.損益状況
株(先物オプションを除く) 株先物オプション 為替 商品相場 合計
第1四半期 \173,101 \-89,103 \58,159 \3,668,054 \3,810,211
第2四半期 \1,093,907 \-30,653 \-34,169 \-1,594,324 \-565,239
第3四半期 \-846,659 \458,532 \-6,446 --------- ---------
第4四半期 \369,881 \398,944 \0 --------- ---------
合計 \790,230 \737,720 \17,544 --------- ---------
(注)実現損益と評価損益の合計、税引前

4.成績推移グラフ

(注)2003年末を100とする

ホームへ戻る