2011年運用報告
1.運用経過
株式現物・信用 株式先物・オプション
第1四半期(1〜3月) 日経平均は、昨年末の10200円台から、2月には10800円台まで上昇しました。しかし、3月11日に起きた東日本大震災と原子力発電所の事故のため、翌週に暴落し、日経平均はザラ場で8200円台をつけ、先物は現物市場の昼休み中に7800円まで暴落しました。その後は反発し、3月末には9755円まで戻しました。3月末は昨年末比で4.6%の下落となりました。売買せず現状維持としました。 ショート・ストラングルのポジションを継続していましたが、東日本大震災で日経平均が暴落し、同時にインプライド・ボラティリティも20近辺から70近くまで暴騰したため、評価損が一時的に急拡大しました。ここで、オプションの売り枚数を2倍に増やしました。その後、日経平均が反発し、インプライド・ボラティリティも低下したため、利益が出ています。
第2四半期(4〜6月) 日経平均は、9350円から10000円での保ち合いに終始し、6月末は3月末比で0.6%の上昇となりました。売買せず現状維持としました。 ショート・ストラングルのポジションを継続しました。時間価値の減少により利益が出ています。
第3四半期(7〜9月) 日経平均は、7月は10000円をはさんで保ち合っていましたが、8月になって、ギリシアの債務問題、米国の国債の格下げ、景気の2番底懸念などから8000円台に下落し、9月26日には8374円まで下げました。9月末は6月末比で11.4%の下落となりました。売買せず現状維持としました。 ショート・ストラングルのポジションを継続しました。日経平均が大幅に下落したため、損失が出ています。
第4四半期(10〜12月) 日経平均は、ユーロの懸念やタイの洪水等のため引き続き低迷し、ほぼ8000円台での揉み合いが続きました。年末の日経平均は9月末比で2.8%の下落となりました。オリンパスが損失隠し問題で株価が1/5にまで下落したところで、売られすぎと見て買いましたが、株価が戻したため評価益が出ています。 日経平均オプションのショート・ストラングルのポジションを継続しましたが、ポジションの一部をミニ先物の買いに変更しました。オプションの時間価値の減少により利益が出ています。ミニ先物も評価益が出ています。

2.売買状況
株式現物・信用 株式先物・オプション
売買回数 1回 83回
売買代金 \436,000 \98,072,000
支払手数料 \358 \39,801
(注)支払手数料には、消費税、信用取引金利、逆日歩等を含む。

3.損益状況
株式現物・信用 株式先物・オプション 合計
第1四半期 \-121,688 \575,135 \453,447
第2四半期 \-26,159 \964,003 \937,844
第3四半期 \-207,674 \-92,760 \-300,434
第4四半期 \505,185 \856,821 \1,362,006
合計 \149,664 \2,303,199 \2,452,863
(注)実現損益と評価損益の合計。配当は含まず。税引前。

4.成績推移グラフ

(注)2010年末を100とする。

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