2012年運用報告
1.運用経過
株式現物・信用 株式先物・オプション
第1四半期(1〜3月) 日経平均は、ユーロ危機の原因となっていたギリシャの債務問題に一応の目途がついた事や、為替も円安方向に動いた事から、8000円台半ばから10000円台まで上昇しました。3月末の日経平均は昨年末比で19.3%の大幅上昇となりました。売買せず現状維持としました。 日経平均オプションのショート・ストラングルとミニ先物の買のポジションを継続しました。日経平均が大幅に上昇したため、オプションのショート・ストラングルは損失が出ていますが、ミニ先物の買による利益が上回り、全体では利益が出ています。
第2四半期(4〜6月) 日経平均は、3月に10000円台を回復していましたが、ギリシャの総選挙で与党が過半数に達せず再選挙になったこと、さらにスペインの銀行にも危機が広がったことから、4月から5月にかけて下落を続け、6/4には8200円台まで下落しました。その後、ギリシャの再選挙で緊縮派が勝利したことや、スペイン救済に向けて対策がとられたことから、株価は反発し、6月末には9000円台を回復しました。6月末の日経平均は3月末比で10.7%の下落となりました。ミニ先物の買をETFの買に置き換えました。 日経平均オプションのショート・ストラングルを継続しました。また、ミニ先物の買はETFの買に置き換えました。オプションは時間価値の減少により利益が出ていますが、ミニ先物は日経平均が下落したため損失が出ており、全体では損失となりました。
第3四半期(7〜9月) 日経平均は、ユーロや世界景気に対する懸念と各国の対策との綱引きで、8300円台から9200円台の間で揉み合いを続けました。9月末の日経平均は6月末比で1.5%の下落となりました。売買せず現状維持としました。 日経平均オプションのショート・ストラングルのポジションを継続しました。時間価値の減少により利益が出ています。
第4四半期(10〜12月) 日経平均は、8500円から9100円の間で揉み合いが続いていましたが、衆議院の解散総選挙をきっかけに、自民党の政権復帰、金融緩和期待から、円安、株高が進み、1万円台に乗せて高値で年末を迎えました。12月末の日経平均は9月末比で17.2%の大幅上昇となりました。売買せず現状維持としました。 日経平均オプションのショート・ストラングルのポジションを継続しました。相場が一方向に大きく動いたため損失が出ています。

2.売買状況
株式現物・信用 株式先物・オプション
売買回数 2回 52回
売買代金 \9,515,000 \42,026,500
支払手数料 \2,418 \32,129
(注)支払手数料には、消費税、信用取引金利、逆日歩等を含む。

3.損益状況
株式現物・信用 株式先物・オプション 合計
第1四半期 \635,920 \1,445,434 \2,081,354
第2四半期 \-565,716 \-301,182 \-866,898
第3四半期 \-160,002 \517,459 \357,457
第4四半期 \2,136,447 \-1,233,340 \903,107
合計 \2,046,649 \428,371 \2,475,020
(注)実現損益と評価損益の合計。配当は含まず。税引前。

4.成績推移グラフ

(注)2011年末を100とする。

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