株式現物・信用 | 株式先物・オプション | |
第1四半期(1〜3月) | 日経平均は、大発会から急落して始まり、原油安や、中国株のサーキットブレーカー発動、北朝鮮の核実験、サウジがイランと断交、など悪材料が相次ぎ、世界的にリスクオフの動きが強まり、戻りがないまま急速に大幅に下落しました。1月29日に日銀がマイナス金利を導入しましたが、株価には効果なく、2月12日に14000円台まで下げました。その後は産油国の協調により原油価格が反発した事などで、株価も落ち着きを取り戻したももの、米国の利上げ先送り観測が円高に結びつき、日本株の戻りは海外に比べて鈍くなっています。3月末の日経平均は昨年末比で12.0%の下落となりました。ポジションを大幅に縮小しましたが、売るタイミングが遅れ、損失が拡大しました。 | 昨年から継続していた日経平均オプションのショート・ストラングルのポジションを全て手じまいました。手じまいのタイミングが遅れ、株価の大幅な変動と、インプライドボラティリティの上昇により、損失が拡大しました。3月末時点で建玉はありません。 |
第2四半期(4〜6月) | 原油価格の上昇に伴い、日経平均も上昇し、4月に17000円台を回復しました。しかし、その後、米国の利上げ先送りにより、円高が進み、株価の頭が押さえられました。6月にはイギリスの国民投票でEU離脱が決まり、世界的に株価が急落し、日経平均は一時15000円を割り込みました。6月末の日経平均は3月末比で7.1%の下落となりました。既に第1四半期に大幅にポジションを縮小していましたが、残りの株式も5月中に全て売却し、一旦ポジションをゼロにしました。6月にシャープが2部降格により100円を割ったところで新たに買い付けました。 | 3月末時点で建玉はゼロになっていましたが、第2四半期は、日経平均オプションの取引は行わず、日経平均ミニ先物の小幅な売買のみを行いました。6月にイギリスのEU離脱で株価が急落した局面でミニ先物を買い増し、その後の株価反発で利益が出ています。 |
第3四半期(7〜9月) | 6月のイギリスのEU離脱決定による世界的な株価下落は短期間で終わり、その後は世界経済への懸念が薄らぎ、逆に世界的に株価が上昇しました。日経平均は7月中旬から16000円台で揉み合いが続いています。9月末の日経平均は6月末比で5.6%の上昇となりました。売買せず現状維持としました。 | 前四半期に続き、日経平均の下落局面で日経平均ミニ先物を買い建て、反発局面で売却するなど、小幅な売買を行い、利益が出ています。また、8月から日経平均オプションのコールを売り建て、時間価値の減少により利益が出ています。9月末ではカバード・コールのようなポジションになっています。 |
第4四半期(10〜12月) | 米大統領選のトランプ候補の勝利により、日経平均は一旦は急落したものの、翌日からは逆に急速に円安株高に動きました。原油価格が減産合意により上昇した事も株高の要因となり、日経平均は12月に19000円台に上昇しました。12月末の日経平均は9月末比で16.2%の上昇となりました。年末に東芝が数千億円損失で株価が急落したところで新たに買い付けました。 | 9月末時点での日経平均ミニ先物と日経平均オプションによるカバード・コールのポジションを維持し、12月のSQで全て決済しました。年末時点で建玉はありません。株価上昇により利益が出ました。 |
2.売買状況
株式現物・信用 | 株式先物・オプション | |
売買回数 | 13回 | 128回 |
売買代金 | \29,460,500 | \470,836,277 |
支払手数料 | \8,346 | \26,651 |
3.損益状況
株式現物・信用 | 株式先物・オプション | 合計 | |
第1四半期 | \-3,244,796 | \-1,065,102 | \-4,309,898 |
第2四半期 | \-9,037 | \201,118 | \192,081 |
第3四半期 | \50,513 | \1,624,716 | \1,675,229 |
第4四半期 | \273,720 | \978,444 | \1,252,164 |
合計 | \-2,929,600 | \1,739,176 | \-1,190,424 |
4.成績推移グラフ
(注)2015年末を100とする。