2020年運用報告
1.運用経過
株式現物・信用 株式先物・オプション
第1四半期(1〜3月) 日経平均は、1月に24000円台の高値を付けた後、2月末から新型コロナウイルスの世界的感染拡大により暴落しました。さらに原油協調減産交渉決裂による原油価格の暴落により、株価の下落が加速しました。3月には一時16000円台まで下げた後、18000円台で3月末を終えました。3月末の日経平均は昨年末比で20.0%の大幅下落となりました。暴落の初期にETFを買い増しましたが、その後の株価の下落により損失が膨らんでいます。 年初はポジションなしでスタートしましたが、暴落の初期に先物を買い建てたため、その後の株価の下落により損失が膨らんでいます。
第2四半期(4〜6月) 新型コロナウイルスの世界的感染拡大により世界各国の株価が暴落していましたが、各国政府が景気対策として大規模な財政支出を行い、各国中央銀行も巨額の資金を供給した事から、各国の株価は急反発しました。さらに先進国の感染拡大が一段落し、経済活動も再開された事が、株価を押し上げました。ナスダックは史上最高値を更新し、日経平均も一時23000円台を回復しました。6月末の日経平均は3月末比で17.8%の大幅上昇となりました。売買せず現状維持としました。日経平均の上昇でETFの評価益がでています。 日経平均の上昇により先物の買建玉が利益となりましたが、日経平均2万円台で6月限のカバードコールのポジションを取ったため、そこから上は利益があまり出ていません。6月限SQ後は、小さなポジションで先物とオプションを取引しています。
第3四半期(7〜9月) 新型コロナウイルスの感染が再拡大したものの、大きな混乱はなく、株価は小動きを続けながらも堅調に推移し、日経平均は23000円台を回復しました。9月末の日経平均は6月末比で4.0%の上昇となりました。売買せず現状維持としました。日経平均の上昇でETFの評価益がでています。 新型コロナウイルスによる混乱も落ち着いてきたため、また昨年と同じく、日経平均オプションのショート・ストラングルと日経平均ミニ先物のロングのポジションを建てました。日経平均の上昇とオプションの時間価値の減少により、利益がでています。
第4四半期(10〜12月) 日経平均は、10月は23000円台で揉み合っていましたが、11月になると、米国大統領選と、新型コロナウイルスのワクチン開発により、一気に26000円台まで暴騰しました。さらに年末には27000円台に乗せ30年ぶりの高値を付けました。12月末の日経平均は9月末比で18.4%の大幅上昇となりました。売買せず現状維持としました。日経平均の上昇でETFの評価益がでています。 日経平均オプションのショート・ストラングルと日経平均ミニ先物のロングを継続しました。日経平均の暴騰により、ミニ先物は利益となりましたが、オプションは損失となりました。

2.売買状況
株式現物・信用 株式先物・オプション
売買回数 1回 129回
売買代金 \1,191,800 \290,708,894
支払手数料 \0 \47,628
(注)支払手数料には、消費税、信用取引金利、逆日歩等を含む。

3.損益状況
株式現物・信用 株式先物・オプション 合計
第1四半期 \-561,267 \-5,046,186 \-5,607,453
第2四半期 \600,533 \6,452,820 \7,053,353
第3四半期 \185,876 \515,459 \701,335
第4四半期 \767,574 \363,873 \1,131,447
合計 \992,716 \2,285,966 \3,278,682
(注)実現損益と評価損益の合計。配当込。税引前。

4.成績推移グラフ

(注)2019年末を100とする。

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